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瞿然
ふりがな文庫
“瞿然”の読み方と例文
読み方
割合
くぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くぜん
(逆引き)
「身殲固信百無知。那有浮生一念遺。目下除非存妹姪。奈何歓笑永参差。」わたくしは始て読んで
瞿然
(
くぜん
)
とした。前半は哲学者の口吻と謂はむよりは、
寧
(
むしろ
)
万有学者の口吻と謂ふべきである。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
〔評〕南洲
弱冠
(
じやくくわん
)
の時、
藤田東湖
(
ふじたとうこ
)
に
謁
(
えつ
)
す、東湖は
重瞳子
(
ちやうどうし
)
、
躯幹
(
くかん
)
魁傑
(
くわいけつ
)
にして、
黄麻
(
わうま
)
の
外套
(
ぐわいとう
)
を
被
(
き
)
、
朱室
(
しゆざや
)
の
長劒
(
ちやうけん
)
を
佩
(
さ
)
して南洲を
邀
(
むか
)
ふ。南洲一見して
瞿然
(
くぜん
)
たり。乃ち室内に入る、一大白を
屬
(
ぞく
)
して
酒
(
さけ
)
を
侑
(
すゝ
)
めらる。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
万里橋
(
ばんりきょう
)
にさしかゝりて
瞿然
(
くぜん
)
として悟り
玉
(
たま
)
えりとなり。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
瞿然(くぜん)の例文をもっと
(3作品)
見る
瞿
漢検1級
部首:⽬
18画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“瞿”で始まる語句
瞿麦
瞿曇
瞿能
瞿佑
瞿祐
瞿夷
瞿摩
瞿九思
瞿伽離
瞿宗吉
“瞿然”のふりがなが多い著者
佐藤一斎
秋月種樹
幸田露伴
森鴎外