“薄曇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うすぐもり50.0%
うすぐも41.7%
うすくも8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まわりはしんとして、薄曇うすぐもりのした空の下に、水の流れる音も聞こえない。馭者の喧嘩の声はまだ聞こえる。
黄昏 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
先刻さつきまであをかつたそらも、何時いつとはなし一めん薄曇うすぐもつて、其処そこらがきふ息苦いきぐるしく、頭脳あたまは一さうおしつけられるやうになる。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
あせしたるしとどのねつ薄曇うすくも
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)