“安曇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あずみ70.6%
アヅミ17.6%
あづみ5.9%
あど5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信州南安曇あずみでは新田しんでんの市、北安曇では千国ちくにの市などに、暮の市日いちびに限って山姥が買物に出るという話があった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
原意は、既に忘却を重ねた後にまでも、尚、此を繰り返して居たのである。阿知女を鈿女うずめだとする説もあるが、阿知女・阿度女は、海人アマの宰領である、安曇アヅミ氏の事でなければならない。
東は北安曇あづみの平原を見下し、西は黒部の渓谷をへだてて立山の山彙さんいと相対する。山の景色としては申分ない。
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
明神岬の鼻を一寸𢌞ると大溝の町が水に臨んで立つてゐる。そこから琵琶湖の岸に沿ふて近江國の西北端になつてゐる高島郡の平野が安曇あど川を挾んで濶けてゐる。
湖光島影:琵琶湖めぐり (旧字旧仮名) / 近松秋江(著)