“南安曇”の読み方と例文
読み方割合
みなみあずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南安曇みなみあずみ郡へ行くとネムリ洗いといって、七日の朝は四つ前に水浴びをし、あるいはまは七回浴びるともいった。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
東南は信濃南安曇みなみあずみ郡安曇村、一歩転ずれば飛州吉城よしき上宝かみたから村、海抜約三千百十米突、従来最高峰と認められていた、南穂高をしのぐ事実に一百余米突、群峰の中央に聖座しているから
穂高岳槍ヶ岳縦走記 (新字新仮名) / 鵜殿正雄(著)
この界隈かいわいの製紙の業も盛なものでありましたが、私どもにとってもっと興味深いのは、この南安曇みなみあずみ有明ありあけ村から出る「山繭織やままいおり」であります。自然産であって、極めて堅牢であります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)