“くもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
69.4%
11.1%
8.3%
陰翳5.6%
油曇2.8%
2.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きとほりてくもりなき玻瓈または清く靜にてしかして底の見えわかぬまで深きにあらざる水にうつれば 一〇—一二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
は四十一ねんぐわつ午前ごぜんくもり鶴見つるみ電車停留場でんしやていりうぢやう到着たうちやくすると
自分は煙草を吸ったり、眼鏡めがねくもり丁寧ていねいぬぐったり、いろいろな所作しょさをして、父の来るのを待ち受けた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「昨夜風自北。月泝走雲行。時当雲断処。光彩一倍生。」かくて十五夜に至ると、天は全く晴れて、ちとくもりの月の面輪を掠むるものだに無かつたので、茶山は夜もすがら池をめぐつて月をもてあそんだ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
十一日、くもり
慈悲心鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いかに神のようなお師匠さまの眼にも何かの陰翳くもりが懸かっているのではあるまいかと、彼も一度は疑った。
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「それでも得心せねばこの刀身かたな油曇くもりに聞いて見いと言うたれば、眼の玉をデングリ返して言い詰りおった処を、真正面から唐竹割りにタッタ一討ち……」
眉の間にくもりのない、年紀としはまだ若いのに、白粉気おしろいけなしの口紅ばかり、小肥こぶとりしてせてはおらぬが、幼い時から
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)