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くもり
ふりがな文庫
“くもり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
曇
69.0%
翳
11.9%
陰
7.1%
陰翳
4.8%
暗影
2.4%
油曇
2.4%
雲
2.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曇
(逆引き)
とろとろと、
曇
(
くもり
)
もないのに
淀
(
よど
)
んでいて、夢を見ないかと勧めるようですわ。山の形も
柔
(
やわら
)
かな
天鵞絨
(
びろうど
)
の、ふっくりした
括枕
(
くくりまくら
)
に似ています。
春昼後刻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
くもり(曇)の例文をもっと
(29作品)
見る
翳
(逆引き)
四壁沈々、澄み
徹
(
とほ
)
りたる
星夜
(
ほしよ
)
の空の如く、わが心一念の
翳
(
くもり
)
を
著
(
つ
)
けず、
冴
(
さ
)
えに冴えたり。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
くもり(翳)の例文をもっと
(5作品)
見る
陰
(逆引き)
空
(
むなし
)
く
圯橋
(
いけう
)
を
架
(
かせる
)
ところあり。又少く行烏川を渡る。川広一町余、あさし。砂石底を見るべし。時正に
未後
(
びご
)
。西方の秩父山にはかに
陰
(
くもり
)
て、暗雲
蔽掩
(
へいえん
)
し疾電いるがごとし。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
くもり(陰)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
陰翳
(逆引き)
蟇の如く胡坐をかいた男は、
紙莨
(
たばこ
)
の煙をゆるやかに吹いて、静かに海を眺めて居る。
凹
(
くぼ
)
んだ
眼窩
(
めつぼ
)
の底に
陰翳
(
くもり
)
のない眼が光ツて、見るからに男らしい
顔立
(
かほだて
)
の、
年齢
(
とし
)
は二十六七でがなあらう。
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
くもり(陰翳)の例文をもっと
(2作品)
見る
暗影
(逆引き)
「うむ、おれは家内と二十七年も連れ添うたがな、
彼女
(
あれ
)
はまったく一点の
暗影
(
くもり
)
もない女だったよ」
父
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
お父さんのお心には一点の
暗影
(
くもり
)
もなかったのです……
父
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
くもり(暗影)の例文をもっと
(1作品)
見る
油曇
(逆引き)
「それでも得心せねばこの
刀身
(
かたな
)
の
油曇
(
くもり
)
に聞いて見いと言うたれば、眼の玉をデングリ返して言い詰りおった処を、真正面から唐竹割りにタッタ一討ち……」
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
くもり(油曇)の例文をもっと
(1作品)
見る
雲
(逆引き)
洗髪
(
あらいがみ
)
の
潰島田
(
つぶししまだ
)
、ばっさりしてややほつれたのに
横櫛
(
よこぐし
)
で、
金脚
(
きんあし
)
五分珠
(
ごぶだま
)
の
簪
(
かんざし
)
をわずかに見ゆるまで挿込んだ、目の涼しい、眉の間に
雲
(
くもり
)
のない、
年紀
(
とし
)
はまだ若いのに、
白粉気
(
おしろいけ
)
なしの口紅ばかり
湯島詣
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
くもり(雲)の例文をもっと
(1作品)
見る
“くもり”の意味
《名詞》
くもり【曇(り)】
(気象)太陽や月、星の光が、雲に遮られて届かないが雨や雪が降っていない天気。気象用語としては、雲が空全体の90%以上を覆っており、かつ降水がない天気を指す。
ガラスや鏡などに水滴がついたり、傷がついたりして、光が透過・反射しづらいためにぼやけていること。不透明。
(比喩)気持ちや表情が暗く沈んでいること。また、物事がはっきりせず、心にわだかまりのあること。
(比喩)物事にはっきりしない部分があること。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
かげ
くも
ぐも
くもる
カゲ
くら
かく
うる
くもつ
ゆき