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陰翳
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くもり
ふりがな文庫
“
陰翳
(
くもり
)” の例文
いかに神のようなお師匠さまの眼にも何かの
陰翳
(
くもり
)
が懸かっているのではあるまいかと、彼も一度は疑った。
玉藻の前
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
蟇の如く胡坐をかいた男は、
紙莨
(
たばこ
)
の煙をゆるやかに吹いて、静かに海を眺めて居る。
凹
(
くぼ
)
んだ
眼窩
(
めつぼ
)
の底に
陰翳
(
くもり
)
のない眼が光ツて、見るからに男らしい
顔立
(
かほだて
)
の、
年齢
(
とし
)
は二十六七でがなあらう。
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
“陰翳”の意味
《名詞》
陰翳(いんえい :「陰影」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
薄暗いかげ。
ニュアンス。
(出典:Wiktionary)
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
翳
漢検1級
部首:⽻
17画
“陰”で始まる語句
陰
陰鬱
陰影
陰気
陰陽師
陰氣
陰欝
陰陽
陰々
陰謀