“圯橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いけう50.0%
いきよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むなし圯橋いけうかせるところあり。又少く行烏川を渡る。川広一町余、あさし。砂石底を見るべし。時正に未後びご。西方の秩父山にはかにくもりて、暗雲蔽掩へいえんし疾電いるがごとし。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
みちに横井敬蔵に逢ひ駅長の家にして細井磯五郎に逢。みな撫院の応接にいづるとなり。茶山の廬駅に面して柴門あり。門に入て数歩流渠あり。圯橋いけうを架て柳樹茂密その上を蔽ふ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
我来圯橋上(我れ圯橋いきようほとりに来り)
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)