“カゲ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:かげ
語句割合
37.5%
25.0%
12.5%
12.5%
12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば法住寺殿ほうじゅうじでん合戦の当日の記事でも、九条兼実の玉葉には「——十一月十九日、己酉キイウテンカゲル、時々小雨」とあるが、藤原経房の吉記きっきだと「十一月十九日、己酉、テンレル」
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なよびかな女性ニヨシヤウの語を聞かぬところに居て、ふつと掩ひかゝる心のカゲりを感じた時は、恐らく之に似た考へに逃避する外はなかつたであらう。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
カゲさやけくなりまさるなり
鵠が音:01 鵠が音 (新字旧仮名) / 折口春洋(著)
日本紀には、カゲ四縵・矛四矛を大后に奉り、縵四縵・矛四矛を御陵に奉つたとある。桙と言うても、棒のみをすものではなく、かげは冑をまで称せられた。
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
筑波嶺ツクバネのこのもかのもに、カゲはあれど、君がみかげに、ますかげはなし
はちまきの話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)