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曇
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ぐも
ふりがな文庫
“
曇
(
ぐも
)” の例文
「みどり児の
乳乞
(
ちこ
)
うがごとく、
天
(
あま
)
つ水仰ぎてぞ待つ、あしひきの山のたをりに、
彼
(
こ
)
の見ゆる
天
(
あま
)
の白雲、
海神
(
わたつみ
)
の沖つ
宮辺
(
みやべ
)
に、立ち渡りとの
曇
(
ぐも
)
り合ひて、雨も賜はね」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
うす
曇
(
ぐも
)
った、
風
(
かぜ
)
の
寒
(
さむ
)
い
日
(
ひ
)
の
午後
(
ごご
)
のこと、この
貧乏人
(
びんぼうにん
)
の
霊魂
(
れいこん
)
は、
☆
棺屋
(
かんや
)
の
前
(
まえ
)
をうろついていました。
町の真理
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
夕方からとの
曇
(
ぐも
)
って星のない夜。
平賀源内捕物帳:山王祭の大像
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
面隱
(
おもがく
)
し、——うは
曇
(
ぐも
)
りして
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
この
見
(
み
)
ゆる
雲
(
くも
)
ほびこりてとの
曇
(
ぐも
)
り
雨
(
あめ
)
も
降
(
ふ
)
らぬか
心
(
こころ
)
足
(
だら
)
ひに 〔巻十八・四一二三〕 大伴家持
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
青々
(
あおあお
)
とした
常磐木
(
ときわぎ
)
が、うす
曇
(
ぐも
)
った
空
(
そら
)
に、
風
(
かぜ
)
に
吹
(
ふ
)
かれて、さやさやと
葉
(
は
)
ずれがしています。
弱
(
よわ
)
い
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
は、
物悲
(
ものかな
)
しそうに、
下
(
した
)
の
木
(
き
)
や、
建物
(
たてもの
)
や、その
他
(
た
)
のすべてのものの
上
(
うえ
)
を
照
(
て
)
らしていました。
雪の上のおじいさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“曇(曇り)”の解説
曇り(くもり)とは空が雲で覆われていること。曇天(どんてん)とも呼ばれる。また、しばしば送り仮名が省かれる。
(出典:Wikipedia)
曇
常用漢字
中学
部首:⽇
16画
“曇”を含む語句
瞿曇
安曇
薄曇
微曇
阿曇
曇硝子
北安曇
日曇
曇天
優曇華
掻曇
南安曇
曇日
晴曇
悉曇
焼曇
烏曇鉢
梅雨曇
曇鸞
曇鸞大師
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