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王子
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わうじ
ふりがな文庫
“
王子
(
わうじ
)” の例文
八
王子
(
わうじ
)
街道
(
かいだう
)
を
横切
(
よこぎ
)
つて、いよ/\
深大寺
(
じんだいじ
)
近
(
ちか
)
く
成
(
な
)
つたのが、
午後
(
ごゞ
)
の五
時
(
じ
)
過
(
す
)
ぎ。
夕立
(
ゆふだち
)
でも
來
(
く
)
るか、
空
(
そら
)
は一
杯
(
ぱい
)
に
曇
(
くも
)
つて
來
(
き
)
た。
探検実記 地中の秘密:05 深大寺の打石斧
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
我
(
わ
)
れのみ
一人
(
ひとり
)
あし
曳
(
びき
)
の
山
(
やま
)
の
甲斐
(
かひ
)
に
峯
(
みね
)
のしら
雲
(
くも
)
あとを
消
(
け
)
すこと
左
(
さ
)
りとは
是非
(
ぜひ
)
もなけれど、
今歳
(
ことし
)
この
度
(
たび
)
みやこを
離
(
はな
)
れて八
王子
(
わうじ
)
に
足
(
あし
)
をむける
事
(
こと
)
これまでに
覺
(
おぼ
)
えなき
愁
(
つ
)
らさなり。
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
引連
(
ひきつれ
)
出
(
いで
)
はしたれど
騷
(
さわが
)
しき所は素より好まねば
王子
(
わうじ
)
邊
(
あたり
)
へ立越て
楓
(
かへで
)
の
若葉
(
わかば
)
若緑
(
わかみどり
)
を
眺
(
ながめ
)
んにも又上野より
日暮
(
ひぐらし
)
里などへ掛る時は
渠
(
かれ
)
醉人の多くして
風雅
(
ふうが
)
を妨げ
面白
(
おもしろ
)
からねば音羽通を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
王子
(
わうじ
)
の
音無川
(
おとなしかは
)
も
三河島
(
みかはしま
)
の野を
潤
(
うるほ
)
した其の末は
山谷堀
(
さんやぼり
)
となつて同じく船を
泛
(
うか
)
べる。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
春
(
はる
)
の
夜
(
よ
)
の
夢
(
ゆめ
)
のうき
橋
(
はし
)
、と
絶
(
だ
)
えする
横
(
よこ
)
ぐもの
空
(
そら
)
に
東京
(
とうけう
)
を
思
(
おも
)
ひ
立
(
た
)
ちて、
道
(
みち
)
よりもあれば
新宿
(
しゆじゆく
)
までは
腕車
(
くるま
)
がよしといふ、八
王子
(
わうじ
)
までは
汽車
(
きしや
)
の
中
(
なか
)
、をりればやがて
馬車
(
ばしや
)
にゆられて
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“王子”の意味
《名詞》
国王・王族の息子。
天皇の子。皇子。
日本の皇族で、親王宣下のない男子の旧称。
人気があって気品のある若い男性。大切に思う男性。
(出典:Wiktionary)
“王子”の解説
王子(おうじ)は、王の子、あるいはさらにその子として出生し、王に即位してはいない男子のこと(王世子、皇太子に限らない)。またはその称号。
(出典:Wikipedia)
王
常用漢字
小1
部首:⽟
4画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“王子”で始まる語句
王子服
王子権現
王子慶
王子比干
王子路考
王子音無川