“八王子”の読み方と例文
読み方割合
はちおうじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とらの門、青山、明治神宮の上空を飛んで、世田谷区にはいり、それから、甲州こうしゅう街道ぞいに、八王子はちおうじ市の方向にむかったということでした。
宇宙怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
文久年間に刻せられた『湘雲しょううん詩鈔』四巻。『島雲漁唱』一巻。及『雲如先生遺稿』である。妻某氏は武州八王子はちおうじの人。夫の没した後その晩年の詩稿を携えて生家に帰った。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
此辺はもと徳川様の天領てんりょうで、おさめ物の米や何かは八王子はちおうじ代官所だいかんしょまで一々持って往ったものだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)