“天領”の読み方と例文
読み方割合
てんりょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此辺はもと徳川様の天領てんりょうで、おさめ物の米や何かは八王子はちおうじ代官所だいかんしょまで一々持って往ったものだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
主宰しゅさいを神とすれば、彼等は神の直轄ちょくかつの下に住む天領てんりょうの民である。綱島梁川君の所謂「神と共に働き、神と共に楽む」事を文義通り実行する職業があるならば、其れは農であらねばならぬ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)