“いであ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イデア
語句割合
出合33.3%
出逢33.3%
出会22.2%
邂逅11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九平 ほかにない、姫川図書め、しにものぐるいに、確にそれなる獅子母衣に潜ったに相違なし。やあ、上意だ、逆賊出合いであえ。山隅九平向うたり。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
路用にいたし江戸表へまかいで候節中仙道熊谷堤に於て惡漢わるもの出逢いであひ私し共夫婦一命も危きをりから讃州丸龜の浪人後藤半四郎と申す者にすくはれ猶又右半四郎より金子廿兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
真日中まひなかに天下の往来を通る時も、人が来れば路を避ける。出会いであえばわきへ外れ、遣過やりすごして背後うしろを参る。が、しばしば見返る者あれば、煩わしさに隠れおおせぬ、見て驚くは其奴そやつの罪じゃ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
我等は決鬪することを好まず。さきに邂逅いであひたるときの狂態は何事ぞ。言ふこともあるべきにかゝることをばなど言ひたる。れどもこのたびはゆるすべし。今宵は我と倶に芝居見に往け。