トップ
>
出会
>
であい
ふりがな文庫
“
出会
(
であい
)” の例文
旧字:
出會
それから、こういう
出会
(
であい
)
は、三回かぎりのこと。それがすめば、伯爵たちの側にどんな事情があろうとも、本船は一路本国へひきあげること。
恐竜島
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
山三郎が圖書と小原山に於て
出会
(
であい
)
のお話で、
彼方
(
かなた
)
には同類が沢山ありますから大勢に
取囲
(
とりまか
)
れるかと思って
行
(
ゆ
)
くと
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
たしかに周さんとの
出会
(
であい
)
の当初に於いても、共感を生ぜしめた卑近なきっかけの一つになったのは前にも幾度となく、くどいくらいに念を押して説明して来たとおりで
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
私はそれを認めると、そういう少女たちとの
出会
(
であい
)
は私の始終
夢
(
ゆめ
)
みていたものであったにも
拘
(
かかわ
)
らず、私はよっぽど途中から引っ返してしまおうかと思った。私は
躊躇
(
ちゅうちょ
)
していた。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
それが
端
(
はし
)
なくこんな事態を生じて、一人の佐々木小次郎に
出会
(
であい
)
を仕掛けながら、二度まで、多くの同門が返り討ちになってみると、痛切に、ふだん軽蔑していた剣法に自信のないのが悲しまれてきた。
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
南ロシヤの別荘地での二人の
出会
(
であい
)
。男の恋愛遊戯的な気持。
チェーホフの短篇に就いて
(新字新仮名)
/
神西清
(著)
私の帽子の上に不意に落ちて来た桜の実が私のうちに形づくり、拡げかけていた悲しい感情の
波紋
(
はもん
)
を、今しがたの気づまりな
出会
(
であい
)
がすっかり
掻
(
か
)
き乱してしまったのを好い機会にして。
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
笹山鬼二郎は相当の悪党でもあり、頭脳も腕も胆力も衆にすぐれているらしく、この前の虎の門公園の
出会
(
であい
)
においても、遂にあの秘密地図の半分を相手に渡さないでしまったことは確実だった。
暗号の役割:烏啼天駆シリーズ・4
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そんな最初の
出会
(
であい
)
の時には、
大概
(
たいがい
)
の少女たちは、自分が見つめられていると思う者からわざとそっぽを向いて、自分の方ではその者にまったく無関心であることを示したがるものだが
美しい村
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
帆村探偵との
出会
(
であい
)
も、その
発作中
(
ほっさちゅう
)
の出来事だった。
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“出会”の意味
《名詞》
出会うこと。邂逅。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“出会”で始まる語句
出会頭
出会面