“しゅっかい”の漢字の書き方と例文
語句割合
出会100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大学を卒業して数年の後、遠き倫敦の孤燈ことうの下に、余が思想は始めてこの局所に出会しゅっかいせり。人は余を目して幼稚なりといふやもはかりがたし。余自身も幼稚なりと思ふ。
『文学論』序 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
宮川は、ようやく本当に矢部に出会しゅっかい以来の落付をとりもどすことが出来たのだった。
脳の中の麗人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
とっさま誠に残念でございます、小三郎薄命にしてかゝる眼病に相成り、御尊父の妄執を晴らす事もお刀の詮議をいたすことも此の盲目もうもくでは思いもよらず、又大野惣兵衞に出会しゅっかいいたす時あるとも