トップ
>
会
>
くわい
ふりがな文庫
“
会
(
くわい
)” の例文
旧字:
會
会
(
くわい
)
があるとかで、ひるから出かけて居りますが、もう、そろそろ、帰りませう、おあがりなさい、と小さい老母は、やさしく招いた。
火の鳥
(新字旧仮名)
/
太宰治
(著)
其時平岡は座敷の
真中
(
まんなか
)
に
引繰
(
ひつく
)
り
返
(
かへ
)
つて
寐
(
ね
)
てゐた。
昨夕
(
ゆふべ
)
どこかの
会
(
くわい
)
へ
出
(
で
)
て、飲み
過
(
す
)
ごした
結果
(
けつくわ
)
だと云つて、赤い
眼
(
め
)
をしきりに
摩
(
こす
)
つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
成程
(
なるほど
)
と思つて
当日
(
たうじつ
)
行
(
い
)
つて見ると、
幟等
(
のぼりなど
)
を
建
(
た
)
て
盛
(
さか
)
んに
落語
(
はなし
)
の
会
(
くわい
)
があつたといふ。して見ると無理に
衆人
(
ひと
)
に
聴
(
き
)
かせよう、と
云
(
い
)
ふ
訳
(
わけ
)
でも
何
(
なん
)
でもなかつたのでござります。
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
凡
(
すべ
)
ての自然は妙術なれば汝の能く解する所ならじ、凡ての偶事は指呼に従ふものにして汝の関する所ならじ、凡ての不和は遂に調和なる事も汝が
会
(
くわい
)
し得る所ならじ
厭世詩家と女性
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
此日
(
このひ
)
の
会
(
くわい
)
の
雅
(
みやび
)
なりしを
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
して、詩を作らう、詩を作らう、
和韻
(
わゐん
)
に人を
驚
(
おどろ
)
かしたいものと
悶
(
もだ
)
へしが、
一心
(
いつしん
)
凝
(
こ
)
つては
不思議
(
ふしぎ
)
の
感応
(
かんおう
)
もあるものにて、
近日
(
きんじつ
)
突然
(
とつぜん
)
として
左
(
さ
)
の
一詩
(
し
)
を
得
(
え
)
たり
隅田の春
(新字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
▼ もっと見る
これより
音楽会
(
おんがくくわい
)
つづいておどりの大
会
(
くわい
)
をひらきます
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
「
断
(
ことわ
)
りますか」と聞いた。代助は此間から珍らしくある
会
(
くわい
)
を一二回欠席した。来客も
逢
(
あ
)
はないで
済
(
す
)
むと思ふ分は両度程謝絶した。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
此噺
(
このはなし
)
日外
(
いつぞや
)
下
(
しも
)
の
日待
(
ひまち
)
の
時
(
とき
)
開始
(
ひらきはじ
)
めしより、いざや一
会
(
くわい
)
催
(
もよほ
)
さんと、
四方赤良大人
(
よものあからうし
)
、
朱楽管江大人
(
あけらくわんかううし
)
、
鹿都辺真顔
(
しかつべまがほ
)
、
大屋
(
おほや
)
の
裏住
(
うらずみ
)
、
竹杖
(
たけづゑ
)
の
為軽
(
すがる
)
、つむりの光、
宿屋
(
やどや
)
の
飯盛
(
めしもり
)
を始めとして
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
左
(
さ
)
う云ふ意味があるのか、
些
(
ちつ
)
とも知らなかつた。それで君が発起人だと云ふんだが、
会
(
くわい
)
をやる時、君の名前で通知を
出
(
だ
)
して、さう云ふ
偉
(
えら
)
い
人達
(
ひとたち
)
がみんな
寄
(
よ
)
つて
来
(
く
)
るのかな」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
向島
(
むかうじま
)
の
武蔵屋
(
むさしや
)
に
落語
(
らくご
)
の
会
(
くわい
)
が
権三
(
ごんざ
)
り
升
(
ます
)
と、
四方
(
よも
)
の
大人
(
うし
)
の
筆
(
ふで
)
にみしらせ、おのれ
焉馬
(
えんば
)
を
判者
(
はんじや
)
になれよと、
狂歌
(
きやうか
)
の友どち一
百
(
ぴやく
)
余人
(
よにん
)
、
戯作
(
げさく
)
の口を開けば、遠からん者は
長崎
(
ながさき
)
から
強飯
(
こはめし
)
の
咄
(
はなし
)
、近くば
落語の濫觴
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
馬鹿
(
ばか
)
云つちや
不可
(
いけ
)
ない。発起人つて、
表向
(
おもてむき
)
の発起人ぢやない。たゞ僕がさう云ふ
会
(
くわい
)
を企だてたのだ。つまり僕が原口さんを
勧
(
すゝ
)
めて、
万事
(
ばんじ
)
原口さんが周旋する様に
拵
(
こしら
)
へたのだ」
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「あの晩、原口さんが、先生に文芸家の
会
(
くわい
)
をやるから
出
(
で
)
ろと、勧めてゐたらう」と云ふ。三四郎は無論覚えてゐる。与次郎の
話
(
はなし
)
によると、実はあれも自身の発起に
係
(
かゝ
)
るものださうだ。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
御父
(
おとう
)
さんは
詩
(
し
)
の
会
(
くわい
)
だ」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“会”の意味
《名詞》
(カイ)一定の目的をもって人が集まること。会合、集会。
(カイ)一定の目的をもって組織された集団。会派。
(出典:Wiktionary)
会
常用漢字
小2
部首:⼈
6画
“会”を含む語句
機会
出会
立会
都会
会話
宴会
教会
社会
夜会服
会合
会得
集会
会釈
附会
会堂
茶会
密会
会場
会議
黙会
...