“上社”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみやしろ66.7%
かみしや33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐々内蔵助成政さっさくらのすけなりまさが、春日井郡かすがいごおりの居城から、小人数で清洲の本城へ駈けつけてゆき、きのうは、愛知郡あいちごおり上社かみやしろの柴田権六が登城し、おとといは西春日井にしかすがい下方左近将監しもかたさこんのしょうげん丹羽郡にわごおりの織田与市
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
成親は、これでこりたかと思ったが、占いよりも現実の官位に余程執着があるらしく、今度は夜になると、賀茂かも上社かみやしろへ七日続けて参詣を始めた。七日目の晩、家で寝ていると夢をみた。
その時赤彦君は、『煙草たばこももう吸ひたくなくなつた』『ただ静かにしてゐるのが何よりだ』と云つたさうである。翌廿日、中村、藤沢の両君が諏訪上社かみしやに参拝祈願して護符を奉じて来た。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)