“賀茂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かも94.1%
かもの5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思うように同門の人もたずねず、賀茂かも大人うしが旧居の跡も見ずじまいであっても、ともかくも平田家を訪問して、こころよく入門の許しを得
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
賀茂かもくらべ馬で勝負の木、またはしるしの木といったかえでの木も公けの文書には標と書いてある。『延喜式』巻四十八、五月六日競馬の条に
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
二十三歳を迎えたころの彼は、言葉の世界に見つけた学問のよろこびを通して、賀茂かもの真淵まぶち本居もとおり宣長のりなが平田ひらた篤胤あつたねなどの諸先輩がのこして置いて行った大きな仕事を想像するような若者であった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)