“つけくは”の漢字の書き方と例文
語句割合
附加100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『実は発行所に起臥きぐわしてゐる高田浪吉君にも知らせなかつたのだから』といふやうなことも其時附加つけくはへたのであつた。夜ふけてから僕は家に帰つた。
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
『——わたし何處どこかへられるまで』とあいちやんは説明せつめいのやうに附加つけくはへました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
平岡は嘵舌しやべつてるうち、自然と此比喩につかつて、大いなる味方を得た様な心持がしたので、其所そこで得意に一段落をつけた。代助は仕方しかたなしに薄笑うすわらひをした。すると平岡はすぐあと附加つけくはへた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)