“横眼”の読み方と例文
読み方割合
よこめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと視線が合うと、蝶子は耳の附根つけねまで真赧まっかになったが、柳吉は素知らぬ顔で、ちょいちょい横眼よこめを使うだけであった。それが律儀者りちぎものめいた。
夫婦善哉 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
居ないのでないもうこっちが三年生なのだが、あの挨拶あいさつってそっと横眼よこめ威張いばっている卑怯ひきょう上級生じょうきゅうせいが居ないのだ。
或る農学生の日誌 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
チチコフが横眼よこめでチラと眺めると、今度はソバケーヴィッチの恰好が中ぐらいの熊そっくりに見えた。