トップ
>
組
>
ぐみ
ふりがな文庫
“
組
(
ぐみ
)” の例文
わたくしは
遠江
(
とおとうみ
)
浜松
(
はままつ
)
にご
在城
(
ざいじょう
)
の、
徳川家康
(
とくがわいえやす
)
さまのおん
内
(
うち
)
でお
小姓
(
こしょう
)
とんぼ
組
(
ぐみ
)
のひとり、
万千代
(
まんちよ
)
づきの
星川余一
(
ほしかわよいち
)
というものでござります
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そんな事がわかるものか、俺は小泥棒を擧げに行つたんぢやねえ。十二
支
(
し
)
組
(
ぐみ
)
の
殘黨
(
ざんたう
)
が、何人來るか見に行つたんだ」
銭形平次捕物控:007 お珊文身調べ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それから
其
(
その
)
輪を大きくして横に三つ日本の三つ輪と同じ様な形を
拵
(
こしら
)
へた者もある。後ろに大きく一つ巻き上げたものもある。三つ
組
(
ぐみ
)
のくるくる巻も少しはある。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
男
(
をとこ
)
は
塵塚
(
ちりづか
)
さがす
黒斑
(
くろぶち
)
の
尾
(
を
)
の、ありて
用
(
よう
)
なき
物
(
もの
)
とも
見
(
み
)
ゆべし、
此界隈
(
このかいわい
)
に
若
(
わか
)
い
衆
(
しゆ
)
と
呼
(
よ
)
ばるゝ
町並
(
まちなみ
)
の
息子
(
むすこ
)
、
生意氣
(
なまいき
)
ざかりの十七八より五
人
(
にん
)
組
(
ぐみ
)
七
人
(
にん
)
組
(
ぐみ
)
、
腰
(
こし
)
に
尺
(
しやく
)
八の
伊達
(
だて
)
はなけれど
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「まあ、そんなところです。それから
占部君
(
うらべくん
)
も秀才です。これは大株主の女婿です。矢っ張り
袖
(
そで
)
の
香
(
か
)
組
(
ぐみ
)
の名を
辱
(
はずかし
)
めません。会長自身は好い加減なものですが、他の連中が秀才論の証明をしています」
秀才養子鑑
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
▼ もっと見る
代助は固より
呼
(
よ
)
び
出
(
だ
)
される迄
何
(
なに
)
も考へずにゐる気であつた。
呼
(
よ
)
び出されたら、
父
(
ちゝ
)
の
顔色
(
かほいろ
)
と相談の上、又何とか即席に返事を拵らえる心
組
(
ぐみ
)
であつた。代助はあながち
父
(
ちゝ
)
を馬鹿にする了見ではなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
署長
(
しょちょう
)
がうで
組
(
ぐみ
)
してうなずいた。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
出し公儀にても
御詮議
(
ごせんぎ
)
ありし處更に
請取
(
うけと
)
る人の出ることもなく一年
程
(
ほど
)
經
(
へ
)
て後番人九助儀町役人共
差添
(
さしそへ
)
町奉行所へ
罷
(
まかり
)
出べき旨
差紙
(
さしがみ
)
に付家主五人
組
(
ぐみ
)
名主同道にて
罷
(
まかり
)
出けるは
舊冬
(
きうたう
)
九助が
拾
(
ひろ
)
ひし金八十兩
殘
(
のこ
)
らず下し置れしにより九助始め町役人一同有難く
頂戴
(
ちやうだい
)
して歸り
殊
(
こと
)
に九助は
夢
(
ゆめ
)
かとばかり
打悦
(
うちよろこ
)
び居たりし處其夜
子刻
(
ねのこく
)
頃廿四五の男
番屋
(
ばんや
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
これ、その日
見物
(
けんぶつ
)
のなかにまぎれこませておいた菊池半助
配下
(
はいか
)
の
伊賀衆
(
いがしゅう
)
、
小具足
(
こぐそく
)
十手
(
じって
)
の
腕
(
うで
)
ぞろい、
変装
(
へんそう
)
百人
組
(
ぐみ
)
の者たちであった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
竹童はその声に、はじめてわれに
返
(
かえ
)
ったように、万千代のすがたと、あたりに
群
(
む
)
れているとんぼ
組
(
ぐみ
)
の少年たちを見まわした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“組”の意味
《名詞》
(くみ)似た性質または同じ目的用途などで一緒にされたあつまり。そろわされたもの。グループ。セット。
(くみ)学級。学校のクラス
(くみ)(俗語)暴力団員によって構成された集団。やくざ集団
(出典:Wiktionary)
組
常用漢字
小2
部首:⽷
11画
“組”を含む語句
組合
組織
心組
取組合
仕組
一組
乗組
乗組員
組付
腕組
番組
入組
取組
組頭
三組
気組
新徴組
組違
骨組
乘組
...