“心組”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こころぐみ41.7%
こころぐ16.7%
こゝろぐ16.7%
こゝろぐみ16.7%
こゝろくみ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴諭ノ如ク七年来悲歓得失御同然、一晤いちご握手快談仕リ度ク、小官当地書画会相済ミ直様すぐさま帰府ノ心組こころぐみニ御座候。遠カラザル中拝眉仕ルク候。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
背後うしろうねって切出したような大巌おおいわが二ツ三ツ四ツと並んで、上の方へかさなってその背後へ通じているが、わしが見当をつけて、心組こころぐんだのはこっちではないので
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
背後うしろうねつて切出きりだしたやうな大巌おほいはが二ツ三ツ四ツとならんで、うへはうかさなつて背後うしろつうじてるが、わし見当けんたうをつけて、心組こゝろぐんだのは此方こツちではないので
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
たゞ飯島の別荘のお嬢の様子を垣の外からなりとも見ましょうとの心組こゝろぐみでございますから、新三郎は持って来た吸筒の酒にグッスリと酔って、船の中で寝込んでしまいましたが
たとひ百二十まで生きないにしても、力の続く間、努力すればまだ少しは何か出来る様に思ふ。それで私は天寿の許す限り趙州のひそみにならつて奮励する心組こゝろくみでゐる。
点頭録 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)