“ぐみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:グミ
語句割合
茱萸77.0%
11.5%
胡頽子8.2%
菜萸1.6%
萸黄1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井戸端の茱萸の実が、ほんのりあかく色づいている。もう二週間もしたら、たべられるようになるかも知れない。去年は、おかしかった。
女生徒 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「そんな事がわかるものか、俺は小泥棒を擧げに行つたんぢやねえ。十二殘黨が、何人來るか見に行つたんだ」
胡頽子の樹の下で、お雪は腰をめて、冷い水を手にった。隣の竹藪の方から草を押して落ちて来る水は、見ているうちに石の間を流れて行く。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
国方で、菜萸といっているものの一尺ほどの細木、草はといえば、山菅が少々、渚に近いところに鋸芝がひとつまみほど生えているだけであった。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
寂しいけれども冬でも白い漏斗形の花をつけている苗代萸黄の枝をひと束ほどに折り集め、材木店の勝手口にそっと置いて来ました。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)