“恋女”のいろいろな読み方と例文
旧字：戀女
読み方割合
こひをんな60.0%
おんな20.0%
こいびと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今の徳三郎がお初を演（や）るとしたら、どんな事になるだらう、恋女（こひをんな）を焦れ死させる代りに、事によつたら劇評家を気絶させるかも知れない。
茶話：04 大正七（一九一八）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)
「白々しい三ピン！　何を云うか！　……親分の恋女（おんな）、お浦を誘惑（そそのか）し、五郎蔵一家の守護神、天国の剣を持ち出させながら、白々しい！　……」
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)
隣りの室（へや）で人々がせっせと手術の仕度をやっている間に、哀れな恋女（こいびと）は、私を傍（そば）へ呼んで、そっと囁きました。
麻酔剤 (新字新仮名) ／ モーリス・ルヴェル(著)