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恋
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こひし
ふりがな文庫
“
恋
(
こひし
)” の例文
旧字:
戀
「お口ぢやさう
有仰
(
おつしや
)
つても、実はお
嬉
(
うれし
)
いので御座いませう。あれ、ああしちや考へてゐらつしやる! そんなにも
恋
(
こひし
)
くてゐらつしやるのですかね」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
此の御方を母とし、
御前様
(
おんまへさま
)
を夫と致候て暮し候事も相
叶
(
かな
)
ひ候はば、私は土間に
寐
(
い
)
ね、
蓆
(
むしろ
)
を
絡
(
まと
)
ひ
候
(
さふらふ
)
ても、
其楽
(
そのたのしみ
)
は
然
(
さ
)
ぞやと、常に及ばぬ事を
恋
(
こひし
)
く思居りまゐらせ候。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
先づ
衣桁
(
いこう
)
に在りける
褞袍
(
どてら
)
を
被
(
かつ
)
ぎ、
夕冷
(
ゆふびえ
)
の火も
恋
(
こひし
)
く引寄せて
莨
(
たばこ
)
を
吃
(
ふか
)
しゐれば、天地
静
(
しづか
)
に
石走
(
いはばし
)
る水の響、
梢
(
こずゑ
)
を渡る風の声、
颯々淙々
(
さつさつそうそう
)
と鳴りて、幽なること太古の如し。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“恋”の意味
《名詞》
(こい)ある人に強く惹かれること。
(出典:Wiktionary)
恋
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“恋”を含む語句
恋人
恋歌
恋愛
恋慕
恋仇
妻恋
恋文
片恋
初恋
恋女
嬬恋
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恋々
妻恋坂
恋中
係恋
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