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こひし
ふりがな文庫
“こひし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
恋
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恋
(逆引き)
「お口ぢやさう
有仰
(
おつしや
)
つても、実はお
嬉
(
うれし
)
いので御座いませう。あれ、ああしちや考へてゐらつしやる! そんなにも
恋
(
こひし
)
くてゐらつしやるのですかね」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
此の御方を母とし、
御前様
(
おんまへさま
)
を夫と致候て暮し候事も相
叶
(
かな
)
ひ候はば、私は土間に
寐
(
い
)
ね、
蓆
(
むしろ
)
を
絡
(
まと
)
ひ
候
(
さふらふ
)
ても、
其楽
(
そのたのしみ
)
は
然
(
さ
)
ぞやと、常に及ばぬ事を
恋
(
こひし
)
く思居りまゐらせ候。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
先づ
衣桁
(
いこう
)
に在りける
褞袍
(
どてら
)
を
被
(
かつ
)
ぎ、
夕冷
(
ゆふびえ
)
の火も
恋
(
こひし
)
く引寄せて
莨
(
たばこ
)
を
吃
(
ふか
)
しゐれば、天地
静
(
しづか
)
に
石走
(
いはばし
)
る水の響、
梢
(
こずゑ
)
を渡る風の声、
颯々淙々
(
さつさつそうそう
)
と鳴りて、幽なること太古の如し。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
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おも
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ほれ