づき)” の例文
「男は二十三——酉年です。」「女はの。」「十七。」「卯年よの。」「生れづきは——」「かっしゃい。年ばかりでも知りょうての。」
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
三ヵづきの主人公は、日本橋の欄干でを短刀で縫われ、鳶の者は日本橋から川の中に飛降り、塙保己はなわほき一は根岸肥前守と日本橋でめぐり逢った世の中で、日本橋の上で
にいさんは軟弱かぼそい身体で車を挽いてるから気の毒だと思い、猶予ゆうよをして盆の払いが此の暮まで延々のび/\になって来たのだが、来月はもう押詰おしつまづきではありませんか、私も商売だから貸すもいゝが
砂川すなかはの板橋の上に片われづきしろく残り
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「これは、朝月あさづきでなくて、やせづきだ」
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
かまのような、おづき
三か月 (新字新仮名) / 小川未明(著)
とりけものづきか。
桜さく島:春のかはたれ (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
弓張ゆみはづき
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)