“しょしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
初秋87.5%
諸州12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄妹きょうだいは、縁側えんがわて、おともなくぬかぼしひかっている、やがて初秋しょしゅうちかづいたよるそらていましたが
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
隈取くまどりでもしたようにかわをたるませた春重はるしげの、上気じょうきしたほほのあたりに、はえが一ぴきぽつんととまって、初秋しょしゅうが、路地ろじかわらから、くすぐったいかおをのぞかせていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
元来がんらい、水仙は海辺かいへん地方の植物であって、山地にえる草ではない。房州ぼうしゅう〔千葉県の南部〕、相州そうしゅう〔神奈川県の一部〕、その他諸州しょしゅうの海辺地には、それが天然生てんねんせいのようになってえている。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)