“せきれい”の漢字の書き方と例文
語句割合
鶺鴒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして私の前の小さな流れの縁を一羽の鶺鴒せきれいさびしそうにあっちこっち飛び歩いているのにぼんやり見入っていると、突然
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
鶺鴒せきれいが鳴いていた。林檎の朝食を採ったあとで、汽船で行徳へ行った。スケッチをした。行徳の町はこれですっかり見た訳。
川水は荒神橋の下手ですだれのようになって落ちている。夏草の茂った中洲なかす彼方かなたで、浅瀬は輝きながらサラサラ鳴っていた。鶺鴒せきれいが飛んでいた。
ある心の風景 (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)