“鶺鴒（いしたたき）” の例文

まひおりて石菖のなかにものあさる鶺鴒（いしたたき）の咽喉の黄いろき見たり

樹木とその葉：24 温泉宿の庭 (旧字旧仮名) ／ 若山牧水(著)

鶺鴒（いしたたき）ひねもす岩に尾をたたき砂地（すなぢ）だんだんくれにけるかな

小熊秀雄全集-01：短歌集 (新字旧仮名) ／ 小熊秀雄(著)

鶺鴒（いしたたき）来てもこそをれ秋の日の木洩日うつる岩かげの淵に

渓をおもふ (新字旧仮名) ／ 若山牧水(著)

苔むさぬこの荒溪の岩にゐて啼く鶺鴒（いしたたき）あはれなるかも

みなかみ紀行 (旧字旧仮名) ／ 若山牧水(著)

“鶺鴒”の意味

《名詞》
鶺鴒（せきれい）

スズメ目スズメ亜目セキレイ科の鳥の総称

1.の内、セキレイ属とイワミセキレイ属の鳥の総称
(出典:Wiktionary)

“鶺鴒（セキレイ）”の解説

セキレイ（鶺鴒、鶺䴇）は、スズメ目スズメ亜目セキレイ科の鳥。
イシクナギ、イモセドリ。ニワクナギ（鶺鴒、熟字訓）、ニワクナブリ（鶺鴒）、ツツ（鶺鴒）、マナバシラ（鶺鴒）、イシタタキ（石叩き・石敲き）、ニワタタキ（庭叩き）、イワタタキ（岩叩き）、イシクナギ（石婚ぎ）、カワラスズメ（川原雀・河原雀）、オシエドリ（教鳥）、コイオシエドリ（恋教鳥）、トツギオシエドリ（嫁教鳥）、ツツナワセドリ（雁を意味することもある）など多くの異名を持つ。
(出典:Wikipedia)

鶺	漢検1級 部首:⿃ 21画
鴒	漢検1級 部首:⿃ 16画