“大鷦鷯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおささぎ25.0%
おほさざき25.0%
おほさゝぎ25.0%
オホサヾキ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが国の昔にも、応神おうじん天皇が兄皇子の大鷦鷯おおささぎきみをさしおいて、末皇子の菟道うじきみを皇太子とお定めになりました。
皇朝くわうてうの昔、七〇誉田ほんだの天皇、兄の皇子みこ七一大鷦鷯おほさざききみをおきて、すゑ皇子みこ七二菟道うぢきみ七三日嗣ひつぎ太子みことなし給ふ。天皇崩御かみがくれ給ひては、兄弟はらからゆづりて位にのぼり給はず。
軈て「大鷦鷯おほさゝぎ高津の宮は雨漏るを葺かせぬことを民は喜ぶ」の歌を例に出して、この結句が「民は」と曲折して居るから尻が据つて居るのである、三句までは極めて平凡に言つて有る。
竹の里人〔三〕 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
やまとたける或は、大国主・大鷦鷯オホサヾキ天皇・大長谷稚武オホハツセワカタケル天皇に仮託した文学は、所謂美的生活に徹した寂しさ、英雄のみが痛感するかそけさを表してゐた。