“寿陵余子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じゆりようよし66.7%
じゅりょうよし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何ぞかん、俗に混じて、しかもみづから俗ならざるには。まがきに菊有り。ことげん無し。南山なんざんきたれば常に悠々。寿陵余子じゆりようよし文を陋屋ろうをくに売る。
寿陵余子じゆりようよし雑誌「人間にんげん」の為に、骨董羹こつとうかんを書く事既に三回。東西古今ここんの雑書を引いて、衒学げんがくの気焔を挙ぐる事、あたかもマクベス曲中の妖婆えうばなべに類せんとす。
僕はこの本を手にしたまま、ふといつかペン・ネエムに用いた「寿陵余子じゅりょうよし」と云う言葉を思い出した。
歯車 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)