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零
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おと
ふりがな文庫
“
零
(
おと
)” の例文
その中から
抓
(
つま
)
み出した小型の注射器に蒸溜水を七分目ほど入れて、箱の片隅の小さな薬瓶の中の白い粉を、薬包紙の上に
零
(
おと
)
すと
笑う唖女
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
この時まで
枯木
(
こぼく
)
のごとく立ッていた吉里は、小万に顔を見合わせて涙をはらはらと
零
(
おと
)
し、小万が呼びかけた声も耳に入らぬのか、小走りの草履の音をばたばたとさせて
今戸心中
(新字新仮名)
/
広津柳浪
(著)
さらにその深情、濃感、
蘊籍
(
うんせき
)
、
渾厚
(
こんこう
)
、一読人をして
涕
(
なみだ
)
を
零
(
おと
)
さしむるに至るを覚う。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
零
常用漢字
中学
部首:⾬
13画
“零”を含む語句
零落
零余子
零点
飄零
零敗
零砕
零細
断簡零墨
零陵
御零落
零下
零々落々
零露
凋零
零落果
零落末裔
零餘子
霜零而
飄零風泊
零羊
...