散々さんざっ)” の例文
ずっと前に一度オブラーコの酒場レストランへ遊びに来て、散々さんざっパラ水兵たちにオモチャにされて外に突き出された、大きないやらしい黒ん坊の声だったんですもの。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「惜しいもんだなあ……ホントニ……おやじせえウンと云えあ、布哇ハワイへ着くまで散々さんざっぱら蹴たおせるのになア」
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
散々さんざっパラ罵倒して、二度と俺のつらを見られないくらい恥を掻かしてくれたもんだが、それでも野郎等
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)