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誘引出
読み方 | 割合 |
さそひだ | 50.0% |
おびきだ | 50.0% |
金子の
盜賊と申立置たれば御吟味の節彼是申すとも右盜賊の
罪を
遁ん爲に惣右衞門を
語ひ忠義ごかし藤五郎殿御兄弟を
誘引出し候儀と
存ずる旨を
誘引出せし事餘の儀にあらず藤五郎病氣の上は藤三郎を
放れず二人の娘に逢して
呉と
髮もおどろに
振亂し狂氣の如き
形容に長庵
殆どあぐみ
果捨置時は此女から
古疵が
發らんも知れぬなり
毒喰ば皿とやら可愛さうだがお安めも殺して
仕舞ふ
外は無いが如何なる手段で殺して
呉ん内で殺さば
始末が惡し何でも娘兩人に逢して
遣と
誘引出し人里遠き所にて
拂放すより思案は