とう)” の例文
丁度ちようどイタリーの南方なんぱうリパリ群島中ぐんとうちゆう一火山島いちかざんとうたるヴルカーノとうをローマの鍛冶かじかみたるヴルカーノの工場こうじようかんがへたのと同樣どうようである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
で、エリークさん、おまえさんやわしの住んでいる、このエーランドとうは、じつをいえば、いま話したチョウのからだなのさ。
午前六時を過ぐるころ、艦隊はすでに海洋とうの近くに進みて、まず砲艦赤城あかぎを島の彖登湾につかわして敵の有無を探らしめしが、湾内むなしと帰り報じつ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
ヨーロッパの地中海ちちゆうかいにあるマルタとうおほきないしはか、あれはどるめんがだん/\進歩しんぽして複雜ふくざつかたになつたもので、ずいぶんめづらしいものゝひとつであります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
沖繩より北の島々では、宝海峡たからかいきょうがまた一つの境の線であって、それから南には今もぽつぽつとそれが見られ、北は七とうから九州の内陸沿岸までは、一帯に皆頭上運搬のほうである。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
すると為朝ためとものために大島おおしまわれた役人やくにんがくやしがって、あるときみやこのぼり、為朝ためとも伊豆いずの七とう勝手かってうばった上に、おにしまからおにをつれてて、らんぼうをはたらかせている、ててくと
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
甲板かんぱんると、弦月丸げんげつまる昨夜ゆふべあひだにカプリとうおきぎ、いまはリコシアのみさきなゝめ進航しんかうしてる、季節せつは五ぐわつ中旬なかばあつからずさむからぬ時※じこうくはふるに此邊このへんたい風光ふうくわう宛然えんぜんたる畫中ぐわちゆうけい
あちこちのみさきには、波がくだけて、まっ白にとびちっています。東のほうには、なだらかに長くのびた、ゴットランドとう海岸線かいがんせんが見えます。
このほかイタリーにはシシリーとうにエトナ火山かざんたか三千二百七十四米さんぜんにひやくしちじゆうしめーとる)があり、以上いじようイタリーの四火山しかざん、いづれもわが日本郵船會社につぽんゆうせんかいしや航路こうろあたつてゐるので
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
その巨石記念物きよせききねんぶつといふものゝうち風變ふうがはりのものは、やはり地中海ちちゆうかいのサルジニヤとうにあるねるげといふもので、これはいしまるくつみ根元ねもとふとく、さきほどすこしづつほそくなつてゐるとうのようなもので
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
もしも、わたしだったら、スモーランドをえて北へむかわないで、エーランドとうまわり道をして、やっこさんを、まいちまうようにしますね。
ハワイのキラウエア火山かざんたか千二百三十五米せんにひやくさんじゆうごめーとる)は、ハワイとう主峯しゆほうマウナ・ロア火山かざん側面そくめん寄生きせいしてゐるものであるが、通常つうじよう場合ばあひ、その噴火口ふんかこう鎔岩ようがんたし
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
これを年代ねんだいじゆんしるしてみると、第一だいいち西暦せいれき千六百九十二年せんろつぴやくくじゆうにねん六月七日ろくがつなぬか西にしインド諸島しよとううち、ジャマイカとうおこつた地震ぢしんであつて、このとき首府しゆふロアイヤルこうおいては大地だいち數百條すうひやくじよう龜裂きれつ出來でき
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)