“首府”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゆふ36.4%
しゅふ27.3%
みやこ18.2%
ニューデリー9.1%
メトロポリス9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
露國ろこくでさへ、かつてその首府しゆふのペテルスブルグは外國語ぐわいこくごであるとて、これを自國語じこくごのペテログラードに改名かいめいしたではないか。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
近々パリーへお出かけの由、ああ首府しゅふ見物、僕も行きたいのですが、今度は心のみ父上のお伴をして、そのたのしみを分つことにします。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
巻烟草まきたばこの吸殻さては紙屑なんどの狼籍ろうぜきたるを踏みて、眠れる銀座の大通にたたずめば、ここが首府みやこの中央かと疑わるるばかりに、一種荒凉の感を覚うれど、夜のころもの次第にうすくかつげて
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
判然はっきりしたことはわかりませんが、このことのために国王陛下マハラージャは、わざわざ首府ニューデリーまで印度総督ヴァイスロイを御訪問になって
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
性格的に印象を打って長くあたまにこびりついている多くの「顔」を私は持つ——そのうちでも白耳義ベルギー首府メトロポリスブラッセルは、私にとって忘れられない「都会の顔」の一つだ。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)