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反古
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ほぐ
ふりがな文庫
“
反古
(
ほぐ
)” の例文
家を見て廻ると、あなた、驚くじゃありませんか、流し元の窓や、
唐紙
(
からかみ
)
の破れを
繕
(
つくろ
)
った
反古
(
ほぐ
)
をよくよく見ると、それがみんな一茶自筆の書捨てなんですよ。
大菩薩峠:23 他生の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
終に近く益す
顫
(
ふる
)
へる声は、
竟
(
つひ
)
に
平生
(
へいぜい
)
の
調
(
ちよう
)
をさへ失ひて聞えぬ。彼は
正
(
まさし
)
くその
一言
(
いちごん
)
の為には幾千円の公正証書を挙げて
反古
(
ほぐ
)
に為んも、なかなか
吝
(
をし
)
からぬ気色を帯びて
逼
(
せま
)
れり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
もしか
反古
(
ほぐ
)
と間違ってお
袂
(
たもと
)
へでもお
入
(
いれ
)
になりませんでしたろうか、一応お聞申します
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“反古”の意味
《名詞》
書き損じた不用な紙。
不用なもの。役に立たないもの。
無効、取り消し。
(出典:Wiktionary)
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
“反古”で始まる語句
反古紙
反古籠
反古張
反古焚
反古裏
反古堆中