くは)” の例文
八千矛の神のみことは、とほ/″\し高志こしの国にくはをありと聞かして、さかをありと聞こして……
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ポプラ葉のかがやく見れば常ながら空のあなたよ見のくはしかも
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
だからくはの居る家へは、奴隷やつこの様にして這入りこんだ人もある。娘の父にこき使はれて、三年五年その内に、処女に会はうとした神様の話すらもあるくらゐだ。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
修道院鐘の音くはしまさしくもここのみ空は蒼うかかれり
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
くはしみとに出て見ればこの空や七つの岬海にい向ふ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)