かな)” の例文
赤貧常に洗ふが如く、父母にわかれ、弟妹にわかれ、いまだ三界を流浪すると雖も、不断の寛濶また更にかなしからむ事をのみ希ふ。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
かなしみのゆるに似たりかまつかの濡れてかなしきあけの小さきは
遺愛集:02 遺愛集 (新字新仮名) / 島秋人(著)