“美(はなや)” の例文
と女は美(はなや)かなる声の優しくまず問(とい)懸けたり。されど仙太は応答(こたえ)もなさで、首をたれたるまま、時々思い出したらんように苫屋の方を振返りつつ、的(あて)もなく真砂(まさご)の間をざくざくと踏(ふみ)行きぬ。
片男波 (新字新仮名) / 小栗風葉(著)