“うつくし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
81.0%
妖艶4.8%
端厳4.8%
美貌4.8%
美麗4.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少年の父も唸るような吐息を洩しながら眺めていると、舞台の上の色や形はさまざまのうつくしい錦絵をひろげてゆく。
島原の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
見ても見ないふりをしているんだから、決して人間のすべてを貴いとは言わない、うつくしいとは言わない。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一人水際立った妖艶うつくしいのが、突きはせず、手鞠を袖に抱いたまま、すらすらと出て、卵塔場を隔てた几帳窓きちょうまどの前を通る、と見ると
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
世間に我ほど端厳うつくしきものあるべきやと尋ねたり。
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
王らは例の如く答なかりしが大臣はまた父にききて、世間にはなほ端厳うつくしたえなるもののなきにあらず、道を守りて心を正し、父母につかへては孝に君に事へては忠に、他に対しては温和にして
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
それは何ういう女かというに、神戸の貿易商の令嬢とかいうことで、神経療養の目的を以て高原の空気を呼吸するために書生や女中を幾人か連れて夏頃から此町へ来ているのであったが、美貌うつくしさと贅沢さと交友の雑多な事とで、謎の女視されているのであった。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手に取り見れば、年の頃二十歳はたちばかりなる美麗うつくし婦人おんなの半身像にて、その愛々しき口許くちもとは、写真ながら言葉を出ださんばかりなり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)