トップ
>
たんげん
ふりがな文庫
“たんげん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
端厳
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
端厳
(逆引き)
端厳
(
たんげん
)
、
麒麟
(
きりん
)
のごとき
左少将秀吉
(
さしょうしょうひでよし
)
。風格、
鳳凰
(
ほうおう
)
のような
右少将家康
(
うしょうしょういえやす
)
。どっちも胸に
大野心
(
だいやしん
)
をいだいて、
威風
(
いふう
)
あたりをはらい、
安土城本丸
(
あづちじょうほんまる
)
の
大廓
(
おおくるわ
)
を右と左とにわかれていった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
白絹でつつんで、さらに、
帙
(
ちつ
)
で抱いた愛らしい
一帖
(
いちじょう
)
の
経本
(
きょうほん
)
がはいっていた。紺紙に
金泥
(
きんでい
)
の細かい文字が、一字一字、
精緻
(
せいち
)
な仏身のように、
端厳
(
たんげん
)
な気と、
精進
(
しょうじん
)
の念をこめて、書かれてあった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、三体の
弥陀如来
(
みだにょらい
)
の像を作っていたこと、一心に何か祈念していたこと、それがとても幼い者の
振舞
(
ふるまい
)
とは思われないほど
端厳
(
たんげん
)
な居ずまいであったことなど、目撃したままを、つぶさに話した。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
たんげん(端厳)の例文をもっと
(6作品)
見る
検索の候補
うつくし
たんごん