“上役人”の読み方と例文
読み方割合
かみやくにん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上役人かみやくにんの扱いに不服を唱えるとは不届千万ふとゞきせんばんな奴だと云って、その三人を庭のの枝にくゝり上げ、今日で三日半ほど日乾ひぼしにされて居ります
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「しかし、それにしてはに落ちぬ御作法、上役人かみやくにんともある方々が、なんで、吾らのくくり舟へ、会釈もなく踏みこみ召された」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ちょっと上役人かみやくにんをいためつけ、おれは江戸無宿だからどうともままにしてくれと言ってひっくりかえれば、即座に島へぶちこんで、けっこうな手仕事をさずけてくれる。
顎十郎捕物帳:13 遠島船 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)