町役人ちょうやくにん)” の例文
全く親の為めに其方は其の日に困るに依て一時凌いちじしのぎに使い、翌日町役人ちょうやくにんとも相談の上訴え出ようと思う折柄、勘次に盗取られたに相違有るまいな
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
甲「能く申した今日こんにちは此の儘下げ遣わす、こら町役人ちょうやくにん筆をしかと預け置くぞ、明日みょうにち改めて呼びいだすから左様心得ろ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
今日きょうは龜甲屋幸兵衛夫婦殺害せつがい一件の本調というので、関係人一同町役人ちょうやくにん家主五人組差添さしそえで、奉行所の腰掛茶屋に待って居ります。やがて例の通り呼込になって一同白洲に入り、たまりと申す所に控えます。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
孫「町役人ちょうやくにんは金兵衞さんというのだよ、大急ぎでなア」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)