“濱野”の読み方と例文
読み方割合
はまの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まむかうのくろべいもさくらがかぶさつて眞白まつしろだ。さつとかぜしたけれども、しめたあとまたこもつてせつぽい。濱野はまのさんもせきしてた。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ものすごいとつては、濱野はまのさんが、家内かない一所いつしよなに罐詰くわんづめのものでもあるまいかと、四谷通よつやどほりはひつて出向でむいたときだつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
濱野はまのさんは、元園町もとぞのちやう下宿げしゆく樣子やうすつてた。——どくにも、宿やどでは澤山たくさん書籍しよせき衣類いるゐとをいた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)