“總毛立”の読み方と例文
新字:総毛立
読み方割合
そうけだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その九時頃くじごろ濱野はまのさんがて、ちやはなしながら、ふと「いつかのこたつさわぎは、丁度ちやうど節分せつぶん今夜こんやでしたね。」といふのをなかばくうちに、わたしはドキリとした。總毛立そうけだつてぞつとした。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
けたか、唯吉たゞきち一息ひといき身體中からだぢう總毛立そうけだつた。
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
わたしひざをついて總毛立そうけだつた。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)