“敏馬”の読み方と例文
読み方割合
みぬめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一首の意は、〔玉藻かる〕(枕詞)摂津の敏馬みぬめとおって、いよいよ船は〔夏草の〕(枕詞)淡路の野島の埼に近づいた、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
いも敏馬みぬめの崎をかへるさに、ひとりし見れば涙ぐましも。妻と一緒に来た事のある敏馬の崎を帰り途に一人で通つて見ると、涙ぐましい……(朗読)同じく。
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
玉藻たまもかる敏馬みぬめぎて夏草なつくさ野島ぬじまさきふねちかづきぬ 〔巻三・二五〇〕 柿本人麿
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)