“敏(と)” の例文
敏(と)き導者に似たる動作(みぶり)と聲とをもて重ねていふ。われらは最(いと)大いなる體を出でゝ、純なる光の天に來れり 三七—三九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
(十四) 子曰く、君子は食飽(あ)かんことを求むるなく、居(きょ)安からんことを求むるなく、事(わざ)に敏(と)くして言(こと)を慎み、有道に就(つ)いて正す。学を好むというべきなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
一元に敏(と)く貫くいのちの力により物心両様の中核を一つに披(ひら)いて、神の世界をまさしく地上に見ようとする純粋にも純粋を要する今宵の祭に、鶏の毛ほどでもこと人の気のある生けるものは
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
かくて二人のアイアース手足ひとしく輕く敏(と)し。
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)