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竹箒
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たけばうき
ふりがな文庫
“
竹箒
(
たけばうき
)” の例文
どうした
機會
(
はずみ
)
であつたか
此
(
これ
)
も
壁際
(
かべぎは
)
に
立
(
た
)
て
掛
(
か
)
けた
竹箒
(
たけばうき
)
が
倒
(
たふ
)
れて
柄
(
え
)
がかちつと
草刈籠
(
くさかりかご
)
を
打
(
う
)
つた。おつぎはひよつと
顧
(
かへり
)
みた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
朝起きて、庭さきで顔を洗ひながら、時男さんの家の方を見ると、
竹箒
(
たけばうき
)
で外を掃いてゐる時男さんの姿が見えることがあります。そんな時は、互に顔を見合せて、ニツコリします。
時男さんのこと
(新字旧仮名)
/
土田耕平
(著)
屠手の頭は手も庖丁も紅く血潮に
交
(
まみ
)
れ乍ら、あちこちと小屋の内を廻つて
指揮
(
さしづ
)
する。そこには
竹箒
(
たけばうき
)
で牛の
膏
(
あぶら
)
を掃いて居るものがあり、こゝには砥石を出して出刃を磨いで居るものもあつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
お
手
(
て
)
が
障
(
さは
)
つた
所
(
ところ
)
だけは
刺
(
さ
)
しましても
痛
(
いた
)
みませぬ、
竹箒
(
たけばうき
)
で
引払
(
ひツぱた
)
いては八
方
(
ぱう
)
へ
散
(
ちらば
)
つて
体中
(
からだぢう
)
に
集
(
たか
)
られては
夫
(
それ
)
は
凌
(
しの
)
げませぬ
即死
(
そくし
)
でございますがと、
微笑
(
ほゝゑ
)
んで
控
(
ひか
)
へる
手
(
て
)
で
無理
(
むり
)
に
握
(
にぎ
)
つて
貰
(
もら
)
ひ、つか/\と
行
(
ゆ
)
くと
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
嗄
(
しはが
)
れごゑに、
竹箒
(
たけばうき
)
かさぬ宿
(新字旧仮名)
/
末吉安持
(著)
竹
常用漢字
小1
部首:⽵
6画
箒
漢検1級
部首:⽵
14画
“竹”で始まる語句
竹
竹藪
竹刀
竹竿
竹生島
竹馬
竹籠
竹箆
竹林
竹田